アロマオイルの使い方|すぐに役立つはじめ方【使い方・扱い方編】

使い方・扱い方ライフスタイル
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精油(エッセンシャルオイル)が、「天然成分100%」で「植物由来」だし安心・安全!というのは少し違います。

薬や体に良いものも摂取しすぎると、身体に負担がかかったり逆効果になる場合があるように、アロマテラピーで使う精油(エッセンシャルオイル)も同じ認識です。

そして、自然のものでも精油には、芳香成分が高濃度で凝縮されているので「100%安全ではない」のです。

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「アロマテラピー」を安全に楽しむために

ここでは、精油の使用する際の適量や取扱い方、注意点を挙げますので、トラブル防止のためしっかり確認して正しい使用法を心がけましょう。

精油(エッセンシャルオイル)の安全な使い方・扱い方

1.原液を直接肌につけないこと

使い方1精油の原液は皮膚への刺激がとても強いので、直接肌につけないようにして下さい。びんの注ぎ口にも手をふれないように!使用後はしっかりふたを閉めましょう。

精油の中でも強い刺激のあるタイプや光毒性(ひかりどくせい)を持つタイプは、特に注意が必要です。ラベルや取扱説明書の注意事項に記載されていますので必ず目を通しましょう!

誤って手や肌に精油がついてしまった場合は、すぐに大量の水やせっけんで洗い流してください。

・・・精油のビンのたらし方・・・

たいていの精油には1滴ずつ落とせるようにドロッパーがついているので、ビンを45度に傾けたらし方OKNGて自然に落ちるのを待ちます。

ただし芳香成分の性質により粘度が異なるため、1滴の落ちる速度が違います。

ビンを傾けてすぐにタタッと落ちてくるようなやわらかい種類や、なかなか落ちてこない粘度の高い種類もあります。

垂直にして振ってしまうと、正しく量をはかれなかったり肌についてしまったりトラブルのもと。

時間がかかったとしても落ちてきますので、逆さにして振ったりせずに待ちましょう!

ぴこーん

 

なかでもベンゾイン、ベチバー、ミルラは非常に粘度が高く、次にサンダルウッド、パチュリーなどです。一般的に樹脂系(ベンゾイン、ミルラ、フランキンセンスなど)の精油は粘度が高いといわれます。しかしフランキンセンスについては、落ちてくるのを待てないほどではありませんので、あせらず気長に待ちましょう。

2.必ず薄めて使いましょう

うすめて3有効成分が高濃度に凝縮された精油は、原液のままでは皮膚への刺激が強すぎるのと、香りが強すぎるため、身体に塗ったりマッサージをするなど肌へ使用する場合は、必ず基材(きざい)で薄めてから使います。

主な基材としては、植物油(キャリアオイル)、精製水、アルコール、グリセリンなどがあります。それぞれの基材には効能や特性をもつため、その性質を理解し、アロマテラピーの目的に応じたものを選び、希釈(きしゃく)して使います。

・・・精油(エッセンシャルオイル)の希釈濃度について・・・

はてな精油を植物油(キャリアオイル)で希釈するときの濃度は、1%を基本とします。

ただし肌が敏感な人や、顔に使う場合は、さらに薄めの濃度0.5%以下を目安とします。

●希釈濃度1%の場合

1滴(約0.05ml)の精油に対して、5mlの植物油(キャリアオイル)で希釈

●希釈濃度0.5%の場合

1滴(約0.05ml)の精油に対して、10mlの植物油(キャリアオイル)で希釈

3.精油は丁寧に、清潔な手で扱う

精油は、清潔を保つためビンのドロッパー(注ぎ口)に直接手がふれないよう丁寧にゆっくり開け閉めします。

また精油を扱う前は、芳香成分の効果を発揮させるために、手を洗って清潔にしておきます。特に精油と植物油をブレンドしたオイルでマッサージやトリートメントをするときは、しっかり手を洗い清潔な手で行いましょう。

4.保管の仕方・使用期限

精油の成分は、製造されてからすぐ変化し始めます。空気(酸素)にふれたり、時間の経過とともに劣化していきます。特に高温多湿や紫外線などにより変化が早くなるので、品質の保持と安全性を保つため、以下の4つに注意し保管しましょう。

  1. アロマオイル8遮光性のガラス瓶に入っていること
  2. 直射日光(紫外線)、高温多湿、火気を避ける
  3. 風通しのよい冷暗所で立てた状態にしておく
  4. 子どもやペットの手の届かない場所に保管する

酸化や揮発、誤飲などの危険性を防ぐため、使用後はすぐにフタをしっかりと閉めて保管しましょう!

・・・精油の品質保持期限・・・

●未開封の場合は、製造から5年

メーカーにもよりますが、箱やビンに製造年月日の記載があるので確認しましょう。

●開封後の場合は、1年が目安

特にレモンなどの柑橘系は、酸化の進みが早いため半年以内を目安に使い切りましょう。

ぴこーん

 

使用期限内であっても、使う前に香りを試すなどし、劣化をチェックしておくと安心ですね!

・・・精油(エッセンシャルオイル)の収納・・・

みなさんは、どのくらい精油をお持ちですか。あるいは、どのくらい揃えますか。
そして、どこにどのように置いていますか。

  • 「種類がわかるようにしまいたい」
  • 「種類が増えてもきれいに置いておきたい」
  • 「不揃いなサイズのボトルもきれいに収納したい」

といった希望が多いそうです。

理想の収納方法としては、「ボックスなどにきれいに並べておく」といった声が最も多く、特筆すべきは、「きれいに」「すぐに」というのがポイントとなる様子。

見た目と使い勝手を両立したい、ということですね。いくつかご紹介しますので、お気に入りの収納をぜひ見つけてください。

天然パイン材のナチュラルな木目と、蝶つがいやロックなどの部品も美しく精巧な作りです。

 「新印籠ふた」という遮光性や気密性が高いふたと、「箱組様式(板の両端を45度にカットして組み合わせた「トメ組」)」は裁断面が表に出ないすっきりとした美しい仕上がり。

収納スペースには、10mlまでのボトルが12本入り、仕切りは取り外しができます。一部を外したり、すべて外して小物入れとして使うなども可能。上のサイズでは、20本用と35本用もあります。 

お手ごろ価格でコスパ◎なのに、初心者にはもちろん、持ち歩きにも最適です。

 

国産の美しいヒノキ材で作られた、大切な精油の収納・保存に最適な手触りのよいケースです。 

24本収納でき、これも仕切り板は取り外し可能です。 

1984年創業ハーブ&アロマセラピー専門店オリジナル商品で、安心と信頼感があります。

わたしもこのタイプを愛用しており、ちょうどよいサイズ感で使いやすいです。

木製の専用ボックスで、大切な精油を光りやほこりから守りましょう。

 

パッチテストを行いましょう

精油(エッセンシャルオイル)は「天然成分100%」ですが、使う人の体質や種類によってアレルギー反応が起こることがあります。

いくら好きな香りでも肌に使う場合は、あらかじめパッチテストをしてから使いましょう。

  1. パッチテスト2精油を植物油(キャリアオイル)などの基材で、1%以下に薄めます。
  2. 小さく切ったガーゼまたは絆創膏に1をしみこませ、お風呂上りの清潔な柔らかい肌(腕や太ももの内側など)へ貼るか、直接塗布します。
  3. 24時間~48時間後の経過を見ながら、かぶれ・赤み・湿疹などがないかを確認します。

かゆみ、ただれ、痛み、しみる気がするなど、少しでも肌に異常があらわれたら、すぐに使用を中止し洗い流しましょう。植物油も単体でテストしてから使うと安心ですよ。

異変が現れたオイルは使用を控えたほうがいいでしょう。

女性の方は生理中の時だけ合わないこともあるようなので、そういった時期は控え臨機応変に使用してください。

 

精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意

間違った使い方をすると危険なこともあります。思わぬトラブルを招かないためにも、使用する人の健康状態や体質、感受性などに注意を払い、以下のルールをしっかり守って安全に使いましょう。

1.精油は薬ではありません

精油は医薬品、医薬部外品、化粧品ではありません。日本では「雑貨」に分類されています。病気を治療する目的での使用は避けてください。心身の状態がすぐれないときは、しかるべき医療機関で診てもらようにしてください。

ただし、補完療法としての有効性は実証されていますので、暮らしの中で好きな香りを楽しみながら補完代替療法として取り入れ、予防と健康維持に役立てましょう。

2.精油を飲んだり食べたりしない

精油を飲食するのはもちろん、ほかの食品や飲み物と一緒に摂取したり、うがいに使うなどの行為は非常に危険ですので、絶対に飲食しないで下さい。海外では医師の指導により内服療法を行う場合もありますが、これは例外的な方法です。

精油を誤って飲んでしまった場合は、大量の水で口をすすぎましょう。子どもなどが飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を(誤飲した精油を持参、または精油の名前と飲んだ量をメモし持参)受けてください。

3.精油を目、傷口、粘膜部分につけない

精油を原液のまま直接皮膚につけないことは、上の項でもお伝えしましたが、目や粘膜部は皮膚よりも敏感な部位で刺激に弱いので、さらに注意が必要です。

キャリアオイルで薄めて使う場合でも、目、唇、肛門、傷口などの粘膜付近には使用しないよう十分注意してください。

誤って精油が目に入った場合は、大量の水でよく洗い流しましょう。目をこすらず、直ちに医師の診察を受けてください。

4.持病のある方、妊婦、乳幼児、年配の方などは特に注意する

●持病や既往症(きおうしょう)※のある方、年配の方など

現在、病気や怪我などで医師による治療を受けている場合や、薬を処方されている場合は、使用する前に必ずかかりつけの医師に相談しましょう。てんかんや高血圧などの持病がある方は、特に注意してください。

年配の方や既往歴※のある方は、芳香成分に対して敏感に反応してしまう場合もあります。

初めての方は、いずれの楽しみ方で使用する場合も、まずは基準の半分以下の量で試してから使用しましょう。

※ 既往症(きおう‐しょう) これまでにかかったことのある病気で、現在は治癒しているもの。

※ 既往歴(きおう‐れき) 患者の過去の病歴および健康状態に関する記録。

出典:https://kotobank.jp/word/%E6%97%A2%E5%BE%80%E7%97%87-472306 既往症(キオウショウ)とは – コトバンク

●妊娠、授乳期の方、乳幼児、子ども

妊娠中は普段の心身の状態と違って、感覚が鋭敏になったり、体調を崩しやすくなることがあります。また、赤ちゃんや小さな子どもは体重が軽くて抵抗力も弱く、まだ未熟なため大人と比べて精油の影響を受けやすいといわれています。

精油によっては使用を控えなくてはいけないものや、使用方法に制限がありますので、下記の表を参考に正しく安全に使いましょう。

妊娠初期~授乳期間の場合

 芳香浴アロママッサージアロマバス

・妊娠1~6ヶ月
・分娩前後

 ○ × ×
・妊娠6~10ヶ月
・産後の授乳期間中
 

 
*希釈率0.5%以下で使用

 
*全身浴3滴以下
部分浴1滴以下で使用

乳幼児~子どもの場合

 芳香浴アロママッサージアロマバス

0~3歳未満

 
*成人の半分以下の量
 × ×
3~18歳未満 
*成人の半分以下の量
 
*希釈率0.3%以下で使用
 
*全身浴1滴以下
部分浴1滴以下で使用

○=下記の精油に限り使用可能
△=下記の精油に限り、*の用法を守れば使用可能
×=使用は控える

・・・ママに使用できる精油・・・

【妊娠初期から使用可能】

イランイラン、オレンジ・スイート、オレンジ・ビター、グレープフルーツ、ネロリ、ベルガモット、プチグレン、マンダリン、ユズ、レモン、ローズウッド

【妊娠6ヶ月から使用可能】

真正ラベンダー、カモミール・ジャーマン、カモミール・ローマン、サンダルウッド、ジンジャー、ゼラニウム、タイム・リナロール、ティートリー、パイン、パチュリー、ブラックペッパー、フランキンセンス、ベチバー、ベンゾイン、マジョラム、ユーカリ・ラディアータ、ラベンサラ、ローズ、ローズマリー・シネオール

・・・赤ちゃん、子どもに使用できる精油・・・

【生後0ヶ月~1歳未満】

原則としてアロマオイルの使用は禁止です。どうしても使用したい場合は、生後6ヶ月後あたりからラベンダーか、カモミール・ローマンに限り芳香浴で使用します。ごくごく低濃度でほんのり香るくらいにし、短時間(15〜30分くらい)にとどめると安心です。

【1~3歳未満】

芳香浴のみ使用できます。ラベンダーとカモミール・ローマンに加えて、ティートリーも使用可能です。乳幼児に対しても、低濃度かつ短時間で用いるようにしましょう。

【3~8歳未満】

芳香浴に加えて、トリートメントもできるようになります。トリートメントは必ず植物油(キャリアオイル)などで希釈して、精油の量や濃度に注意します。精油の使用量は、成人の使用量の10 分の1程度から始め、多くても成人の2分の1までの量にとどめておきます。

使用できる精油は、1~3歳未満と同じくラベンダーとカモミール・ローマン、ティートリーのみです。

【8歳~】

大人と同様に精油を使用できるようになりますが、精油の量や濃度は、大人の半分までにしましょう。8歳以上の子どもでも、精油の使用量は、成人の使用量の10 分の1程度から始め、多くても大人の半分までの量にして様子を見ましょう。

ぴこーん

 

例:大人の体重が50kgで、こどもの体重が10kgなら1/5を超えない量が目安。

妊産婦や子どもは体調や体重を考慮し、十分に注意を払い使用してください。それでも心配な方でアロマテラピートリートメントを受ける、あるいは行う場合、医師や経験を積んだ専門家(AEAJ認定のアロマセラピストなど)に相談しましょう。

●皮膚の弱い方

精油を肌へ使用する場合(トリートメントオイル、ボディスプレー、化粧水など)、普通肌であっても事前にパッチテストを行ってから安全に利用しましょう。

特に皮膚の弱い人は、些細な刺激で大きなトラブルに繋がることがあります。また、初めてアロマテラピーを利用する場合も、精油の希釈濃度を通常の2分の1程度から始めるなど注意が必要です。

中には肌への刺激が強い精油がいくつも存在していますので、慎重に選ぶ必要があります。以下では敏感肌、アレルギー体質の人が注意あるいは避けた方が良い一般的な精油をまとめています。

刺激が強い精油クローブ・バッド、シナモン・リーフ、タイム

刺激が比較的
強い精油

ペパーミント、クスノキ(カンファー・ホワイト)、セージ、レモングラス、レモンバーベナ、フェンネル・スイート、スペアミント、ローズマリー、バジル、カシア、オリガナム、パイン、メリッサ(レモバーム)、ティートリー、シベリアモミ、パセリ、エレミ、カルダモン、キャラウェイ、シダーウッド、ジンジャー、バーチ、柑橘系など

●ペット

くつろぐ人間と同様、動物にも香りの好き嫌いがあるようです。使用してみて嫌がっていなかどうかを飼い主が注意深くみてあげましょう。また、動物の肌への使用時も事前に皮膚の薄い場所で(お腹、足など)パッチテストを行ってから安全に利用しましょう。

以下は、避けたほうがよい禁忌(きんき)とする精油です。

【犬】・・・よく名前が上がるのが、オレガノ、タイム、クローブなどです。特にクローブは殺虫剤の代わりに使うほど刺激の強い精油なので、使用は避けましょう。

他には、アニス、オレガノ、ウィンターグリーン、ウォームシード、カラマス、クスノキ(カンファー)、カシア、サッサフラス、サンタリナ、ジュニパー(果実より抽出したジュニパー・ベリーは使用可)、セイボリー、タンジー、バーチ、ビター・アーモンド、ヒソップ、マグワート、マスタード、ラベンダーストエカス、ルー、ワームウッド、ヤローなどです。

【猫】・・・人間や犬、馬や羊に対しては問題がなくとも、ネコ科の動物は遺伝的に精油の成分を上手く代謝することができないため、中毒症状を示すことがあると言われています。猫と同様に完全な肉食動物であるフェレットも、中毒を引き起こすことがあります。また、糖尿病やてんかん等、特定の疾患を持つ個体や肝臓が未発達な子猫の場合は、希釈濃度など特に注意が必要です。

ペット用のシャンプーやノミ・ダニ防除品によく配合されている『ティートリー』は、抗菌・消臭効果が優れている上、ノミやダニ、皮膚トラブルに対して有効ですが、中毒症状を起こすことがあります誤って使用しないように覚えておきましょう。

精油を構成している成分のうち、フェノール類、ケトン類、ピネン、リモネンの4種は猫に対する毒性が特に高いと言われています。以下は、これらの成分が多く含まれている代表的な精油です。ティートリー同様、よく注意しましょう。

フェノール類を多く含む精油ミルラ、パチュリー、クローブ、タイム、シナモン・リーフなど
ケトン類を多く含む精油ペパーミント、ローズマリー・カンファー「学名:Rosemarinus officinalis(ct.Camphora)」など
ピネンを多く含む精油オレンジ・スイート、グレープフルーツ、レモン、ベルガモット、ブラックペッパーなど
リモネンを多く含む精油サイプレス、ユーカリ、ジュニパー・ベリー、フランキンセンス、パインなど

無理に精油を使う理由がないならば、わざわざリスクを取る必要はないでしょう。どうしても精油を使う場合は、大切なペット危険にさらさないようにするため以下の2点を守りましょう。

  1. 猫の皮膚にはどのような精油も使用しない
  2. 猫が精油を舐めないようにする

アロマランプやディフューザーを使った芳香浴は、長期的な場合に影響が出る可能性を懸念する獣医師もいるようで見解がわかれています。芳香浴での中毒症状を起こしたとする信頼できる報告例はないようですが、心配な方は信頼のおける獣医師へ相談しましょう。

5.光毒性(ひかりどくせい)のある精油に気をつける

精油の成分の一部には、肌についたまま日光(紫外線)に当たると、シミや赤く腫れるなど皮膚にダメージを引き起こす毒性を示すものがあり、これを「光毒性」といいます。

光毒性を発揮する代表的な精油( )内は光毒性を引き起こす希釈濃度

  • ベルガモット(0.4%)
  • アンジェリカ・ルート(0.78%)
  • レモン(2.0%)
  • グレープフルーツ(4.0%)

光毒性を持つのは、上記の4種です。この4種を肌に使った後は日光にあたるのは避けましょう。

ベルガモットなかでもベルガモットは、アロマテラピーで使用される精油の中では、最も強い光毒性を持ちます。同時に、アロママッサージなどで肌に用いられることも多い精油です。このため、日中でも安全に使えるように、ベルガモットから光毒性のある「フロクマリン」という成分を取除いた、ベルガモットFCF(フロクマリンフリー)という精油があります。ベルガモットFCFには光毒性がないため、日中でも安心して肌に使用できます。

ベルガモットの効果を得たい場合は、夜のスキンケアのみに限定するかベルガモットFCFを使えば安全です。

誤解されることのある精油

上記の4種以外のものには光毒性はないか、あっても実際には非常に少ないため光毒性はほぼないとされています。

スイートオレンジ一般に「柑橘系の精油には光毒性がある」とよく書籍などに書かれていますが、それは誤りです。正確には、オレンジ・スイートやマンダリンの精油に含まれる量は0.005%と非常に少なく、光毒性の心配はありません。(オレンジ・ビターの精油には強い光毒性がありアロマテラピーでの使用には適さないため注意が必要です。)また、水蒸気蒸留で抽出したライムにも光毒性はありません(圧搾法で抽出したライムにはかなり強い光毒性があります)。

6.濃度を守ること

上の安全な使い方・扱い方の項で「必ず薄めて使う」など希釈濃度については度々ふれてきましたが、大事なことなので精油の使用法による適正な濃度をしっかり確認し安全に楽しみましょう。異常を感じたら直ちに使用を中止し、肌についた精油を洗い流したり窓を開けるなど換気をしましょう。

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まとめ

香りの感じ方には個人差があります。健康な方でも、不快感や異変を感じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

次回は「アロマオイルの使い方|すぐに役立つはじめ方【基材(きざい)編】」です。植物油(キャリアオイル)などの精油を薄めるための材料についてまとめています。

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