アロマで防臭対策|ナチュラル「消臭(デオドラント)・浄化」に効果的なオイルは?

消臭(デオドラント)ライフスタイル
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たくさんの芳香成分の集合体である「精油」は、植物の花や葉、種子、果皮、樹皮などから抽出された100%天然の液体です。

それは、心地よい香りで気分がよくなるだけではなく、心や体に働くさまざまな力が濃縮されています。その中でも、暮らしに役立つ「消臭(デオドラント)・浄化」作用の期待できるエッセンシャルオイル(精油)があるのはご存知でしょうか。

ここでは、市販の消臭アイテムや洗濯の柔軟剤、掃除用の洗剤などの製品は化学物質が心配という方、化学物質過敏症の方にも、安心して自然のものを利用できるよう「消臭(デオドラント)・浄化」に役立つアロマオイル(精油)をお伝えします。

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 アロマオイルで「消臭(デオドラント)・浄化」に適してるのは?

それでは早速どのアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)を選んだらいいのか、いくつかのおすすめなアロマオイルと成分をまとめてご紹介します。

 

消臭(デオドラント)・浄化

ニオイ精油は揮発しやすい性質があり、揮発しながら香りが広がっていきます。
その過程で空気中に漂うニオイ(悪臭)の成分を、抗菌作用のある精油成分が、分解し取り込み、中和して無臭化(消臭)する、といった化学反応の仕組みです。

タバコや室内の嫌なニオイ、汗のニオイに体臭など、まめに掃除をしていても暮らしの中でニオイ(悪臭)というのを全て遮断することは難しいですね。

しかし、普段から家や身のまわりでルームスプレーやアロマデュフューザーなどを利用することで、臭いがこもりやすい場所でも防臭でき快適に過ごせます。

また、殺菌効果もあるので掃除スプレーや仕上げにもおすすめです。

お部屋の空気が清々しくなり、心地よい香りに満たされると、心身ともにリラクセーション効果やリフレッシュ効果が期待できます。

消臭(デオドラント)・浄化作用のあるアロマオイル(精油)と成分

  • モノテルペン炭化水素類のリモネン、α-ピネン
  • モノテルペンアルコール類のメントール
  • アルデヒド類のシトラール(ゲラニアールとネラールを合わせた呼び名)など

 

これらの成分を多く含む主なアロマオイル(精油)は、

 

オレンジ・スイート◆果実そのままのフレッシュで馴染ある甘酸っぱい香り

【香りのグループ】柑橘系

【香り(ブレンド)の相性◎】
ハーブ系・・・アンジェリカ、クラリセージ、ローズマリー
柑橘系・・・柑橘系全般
フローラル系・・・ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズ、ジャスミン
スパイス系・・・クローブ、コリアンダー、シナモン
オリエンタル系・・・ジャスミン、パチュリ、イランイラン
樹木系・・・プチグレン、ローズウッド
樹脂系・・・フランキンセンス、ミルラ

グレープフルーツ(ホワイト)◆果物に近い、ほのかな苦みのある爽やかなシトラス調の香り

【香りのグループ】樹木系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・柑橘系全般
フローラル系・・・ゼラニウム、ラベンダー、カモミール、ジャスミン、ローズ
オリエンタル系・・・パルマローザ、イランイラン
樹脂系・・・フランキンセンス
樹木系・・・シダーウッド
ハーブ系・・・ペパーミント

サイプレス◆森林を感じるヒノキに似た爽やかさと新鮮な杉の香り

【香りのグループ】樹木系

【香り(ブレンド)の相性◎】
ハーブ系・・・クラリセージ、ローズマリー
柑橘系・・・オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン
フローラル系・・・カモミール・ローマン、ワイルドカモミール、ジャスミン
オリエンタル系・・・サンダルウッド
樹木系・・・ジュニパー、バーチ、パイン
樹脂系・・・ベンゾイン

フランキンセンス◆かすかにレモンの爽やかさを含む、スモーキーで甘く上品な香り

【香りのグループ】樹脂系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・柑橘系全般
フローラル系・・・ラベンダー、ネロリ、バイオレット、ローズ、ゼラニウム
スパイス系・・・シナモン
オリエンタル系・・・サンダルウッド、ベチバー、パチュリ
樹脂系・・・ミルラ
ハーブ系・・・バジル・スイート

ペパーミント◆爽やかでほんのり甘いスッキリとした清涼感のある香り

【香りのグループ】ハーブ系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・柑橘系全般
ハーブ系・・・クラリセージ、セージ、ローズマリー、月桃
フローラル系・・・ラベンダー
樹木系・・・サイプレス、ティートリー、ユーカリ、シダーウッド、ヒノキ

メリッサ(レモンバーム)◆新鮮なレモンを思わせる、ほのかに甘いシトラス調のシャープな香り

【香りのグループ】柑橘系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・ベルガモット、レモン、レモングラス
フローラル系・・・ゼラニウム、ラベンダー、カモミール、ジャスミン、ネロリ、ローズ
ハーブ系・・・ローズマリー、バジル
樹木系・・・ユーカリ、ローズウッド
オリエンタル系・・・イランイラン

 

上記以外で消臭(デオドラント)・浄化作用のあるアロマオイル(精油)は、

エレミ、セロリ、ビターオレンジ、ベルガモット、マンダリン、レモン、ジュニパー(ベリー)、レモングラス、レモンバーベナ、レモンユーカリ( シトリオドラ)などがあります。

 

鎮静(精神の安定・安眠など)作用をブレンドすると!?

香り上記でお伝えした「消臭(デオドラント)・浄化」作用のあるアロマオイル(精油)に鎮静作用のあるアロマオイルをブレンドすることで、心や体にもたらす作用が期待できます。

その作用は多岐にわたり、心を落ち着かせて穏やかにしたり、心配や不安、恐怖を抱えた心を癒し深くリラックスさせ、それと共に多幸感をもたらす効果などがあります。
気分転換をしたいときや、ぐっすり眠りに尽きたいとき就寝前の寝室におすすめの精油です。

また、体への鎮痛作用としての主な効能は

クラリセージ
クラリセージ女性特有の症状(月経痛やPMS、更年期障害、分娩時の痛みや不安の緩和)など。
呼吸器系の症状(去痰や抗感染、咳やのどの感染症、気管支炎)にも。
鎮痛作用による(頭痛、肩こり、筋肉痛、痙攣、偏頭痛)など。
血圧降下作用(動悸、高血圧など)にも役立ちます。

 

 

ネロリ

ネロリ神経の高揚からくる(不眠症、高血圧など)症状。
動悸を落ち着かせ(鬱や不安、緊張など)和らげます。
自律神経の調整。
ストレスによる体調不良(吐き気や緊張性の発汗、口の渇き、消化不良や腹痛、腹部痙攣、食欲不振、胃痛、便秘、下痢など)の改善に。

 

 

真正ラベンダー

ラベンダー鎮痛作用による(頭痛や筋肉痛、胃痛、月経痛など)体のあらゆる痛みを緩和する効果。
緊張の緩和に(神経性の緊張、不眠、高血圧、動機、頭痛、イライラ)など。
抗感染作用(泌尿器や生殖器系、呼吸器系の感染症)にも。
呼吸器系に有用な(インフルエンザや気管支炎など)抗炎症作用。
免疫力を上げ(感染症などの予防)自律神経のバランスをとる作用。

 

サンダルウッド(白檀)

 

サンダルウッド腸や泌尿・生殖器系の、熱性の不調(下痢や膀胱炎)など。
呼吸器系(炎症や痰、咳、喉の傷み)にも。
血液の循環を促す作用による冷え性にも。

 

鎮静作用(精神の安定や安眠など)のあるアロマオイル(精油)と成分

  • エステル類の酢酸リナリル
  • セスキテルペンアルコール類など

 

これらの成分を多く含む主なアロマオイル(精油)は、

クラリセージ◆マスカットを思わせるフルーティーさとナッツのような香りを含んだ温かみのある香り

【香りのグループ】樹木系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・柑橘系全般
フローラル系・・・カモミール、ゼラニウム、ラベンダー、ヤロウ、ローズ
スパイス系・・・カルダモン、コリアンダー、シナモン
オリエンタル系・・・ベチバー
樹木系・・・シダーウッド、サイプレス、ローズウッド
樹脂系・・・フランキンセンス

ネロリ◆フローラルとシトラスが調和された優雅で軽やかな香り

【香りのグループ】フローラル系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・柑橘系全般
フローラル系・・・イモーテル、ジャスミン、カモミールローマン、ラベンダー、ローズ
スパイス系・・・カルダモン
オリエンタル系・・・イランイラン、サンダルウッド、ジャスミン
樹木系・・・サイプレス、ジュニパー、プチグレン、ローズウッド

真正ラベンダー◆さわやかなハーブ調の香りを含む、優しく穏やかなフローラルの香り

【香りのグループ】フローラル系

【香り(ブレンド)の相性◎】
柑橘系・・・オレンジ・スイート、ベルガモット、レモン
ハーブ系・・・クラリセージ、ローズマリー
フローラル系・・・ジャスミン、カモミール・ローマン、ゼラニウム、ネロリ、ローズ
スパイス系・・・クローブ
オリエンタル系・・・イランイラン、パチュリ
樹木系・・・クラリセージ

サンダルウッド(白檀)◆パウダリーで甘くエキゾチック、日本人には馴染深く感じる上品な御香の香り

【香りのグループ】オリエンタル系

【香り(ブレンド)の相性◎】
フローラル系・・・ジャスミン、ゼラニウム、チュベローズ、ネロリ、パルマローザ、ラベンダー、ローズ
柑橘系・・・レモン
スパイス系・・・クローブ
オリエンタル系・・・イランイラン、パチュリ、ベチバー
樹木系・・・サイプレス、ローズウッド
樹脂系・・・フランキンセンス、ミルラ

 

ラベンダーには、含有成分や効能にも違いのある色々な種類が存在!

ラベンダーには色々な種類があり精油としては、

  • スパイク・ラベンダー(学名:Lavandula spica/latifolia)
  • ラバンジン(ラバンディン)(学名:Lavandula hyblida/flagrans)
  • フレンチラベンダー(スパニッシュラベンダー、ストエカスラベンダー)(学名:Lavandula stoechas)

の3種類と、これらの種類とは別にラベンダーの代表品種である精油

  • 真正ラベンダー(ラベンダーファイン、トゥルーラベンダー)(学名:Lavandula offiinalis/angustifolia)

そして、真正ラベンダーの中でも頂点に君臨する最高品質のラベンダーオイルが

  • ラベンダーエクストラ(学名: Lavandula vera /angustifolia)です。

特にプロヴァンス地方の標高の高い山岳地帯で自生している、野生のラベンダーを言います。ラベンダーファインは栽培種です。

野生のラベンダーは採取が困難な上に収油率が少なく、業者にとっても非常に入手の困難な希少種。
含有成分は、通常の真正ラベンダーよりも鎮静感を高めるエステルの含有量が高く、より癒し効果の高い最高級のエッセンシャルオイルと言えるでしょう。

 

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エッセンシャルオイル(精油)を選ぶときの注意点

1.精油は正しいものを選びましょう

「ポプリオイル」「アロマ」など曖昧な名称の商品、他の物質で薄められているなど、合成物質を含む類似商品にはエッセンシャルオイル(精油)の作用はないので、必ず名称を確認しましょう。
大抵は、ボトルや外箱に精油名、学名、原産地、抽出部位、抽出方法などが記載されているので、その確認や信頼のおけるブランドを選ぶなどの注意が必要です。

2.遮光性のガラス瓶入りで1滴ずつ落とせるドロッパー付きのものにする

遮光瓶を使わずに透明やプラスチックボトルなどで保存すると精油の劣化がすすみます。遮光性能は、「茶色」が最も優れており、つづいて「緑色」「青色」という順で色によって紫外線に対する遮光率の違いがあります。

3.好きな香りを見つけましょう

苦手な香りを無理に使うのは、リラックスできないですし気持ちも明るくなりにくく、おすすめできません。

4.好きな香りを探す(試す)ときは、3~5種類までにする

一度に多くの精油の香りをかぐと、感覚が鈍るため少しずつ試しましょう。

5.香りを試すとき、瓶を鼻に近づけすぎない

精油が鼻に近すぎると、濃厚すぎて本来の香りがわからなくなります。

瓶のフタを開け、軽く左右に振って香りを空気中に拡散させることで、精油本来の香りが感じられます。このとき、心地よいと感じられた香りを選びましょう。

 

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まとめ

今回の記事で「消臭(デオドラント)・浄化」に合った、おすすめのアロマオイル(精油)が、お分かりいただけたと思います。

では、そのアロマオイル(精油)の使い方や楽しみ方など、さまざまな活用法と精油のブレンド例を『アロマオイルの使い方|すぐに役立つはじめ方【楽しみ方・応用編】』のページにまとめています。
興味のある方、利用方法にお困りの方などのお役に立てましたら幸いです。

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