疎かにされがちなタバコのメリット

merits of smoking禁煙
この記事は約5分で読めます。

タバコのデメリット、悪い部分は度々取り沙汰されますが、メリットについてはまったく知りませんでした。

確かにタバコをやめたい、しかし喫煙にも何かしらのメリットがあるのではないか、そしてそのメリットがデメリットを上回っているのならタバコをやめなくてもいいんじゃないかと禁煙開始前の私は思っていました。もうタバコが吸えなくなる寂しさも相まって、やめないで良い理由を調べずにはいられませんでした。

世界的に禁煙に傾いてるこのご時世、喫煙のメリットについての情報がデメリットについての情報に比べあまりにも少なすぎるように感じます。実際、この流れの中で「喫煙のメリット、それに対する医学的根拠」等を研究したり発表したりする人は白い目で見られてしまうでしょう。大人の事情で表に出されない物凄い効能などがもしかしたらあるかもしれません。それか実際にメリット自体が少ないのかもしれません。本当のところは謎に包まれていますが、知り得た範囲でまとめてみます。

タバコのメリット・デメリット両方を理解したうえで、本当に禁煙することが自分にとって正解なのかを考えてみてください。

スポンサーリンク

喫煙のメリット

メリットとされているものをまとめてみたいと思いますが、一般的にメリットとされているものでも私としてはメリットにもデメリットにも属するのではないか、メリットと捉えていいものかどうなのか疑問なものについては別にまとめたいと思います。

タバコに携わる人々(栽培や流通、販売等)に職や利益をもたらしている

これはタバコに限りませんが、確かに多くの方たちの生活を喫煙者が支える役目になっているということは間違いないでしょう。

国の税収に役立っている

2012年の国たばこ税及びたばこ特別税の合計額は11,754億円。これは国税収等の役2.7%を占めています。

これらは一般財源としていろいろな施策の財源として役立てられていることでしょう。しっかりと役立てられていてくださいお願いします。

ライターやパイプなど喫煙道具を集めるのが楽しい

これは喫煙者ならではですね。どんなものにもコレクターはいると思いますが、タバコ関連のグッズは種類も多く集め甲斐がありますよね。100円ライターでもかわいいものからおしゃれなものまで、ZIPPOも様々なデザインがありライターだけでもかなりの量。シガレットケースや手巻きタバコの葉や、とにかく限りないです。

私もおまけなどでもらったライターを大事にコレクションしてあります。

喫煙所が交流の場となり、吸っている者同士で連帯感がうまれる

職場等の喫煙所で同僚や上司と一緒になり話すきっかけが出来たり、喫煙所が交流の場になったりしますよね。喫煙者の肩身が狭くなっていって、吸う人が減っていることもあり喫煙者同士で謎の連帯感がうまれることも。

外で見ず知らずの人から「ライター貸していただけないでしょうか?」と声を掛けられたり。もしかしたらそこから恋に発展するかもしれません。

私にライターを借りたのはおじさんばかりでした。

 パーキンソン病のリスクを下げる

確定的な医学的根拠は立証されていないものの、2007年に発表された研究結果では喫煙歴が長いシガレット喫煙者では13~32%、パーキンソン病のリスクが低いことが示されたようです。

パーキンソン病は神経変性疾患の一つで日本では難病に指定されています。

スポンサーリンク

メリットとされてはいるが疑問なもの

タバコが美味しい

確かにタバコを吸っていた頃は本当にタバコが美味しかった。特に食後の1本は得も言われぬ至福の時。そう思っていました。

でもそもそもタバコ自体がおいしいものなのか、と言われれば疑問です。タバコを吸ったことがない人が「おいしいなら1本吸ってみよう」と言って一吸いした瞬間、むせながら「何が悲しくてこんな苦くて臭い煙を食ってるんだ?」となるかもしれません。

おいしいと思ってしまうこと自体が既に喫煙者の発想、感覚であり紛れもない依存症状態なのではないでしょうか。なのでタバコそのものが美味しい、ということには頷けませんでした。

ストレス解消になる、リラックスできる

これなんかは「タバコのメリットは?」と聞かれたときに真っ先に思い浮かぶような理由ですよね。イライラしているときとか、緊張しているときとかに一服すると確かに落ち着きますよね。

ではそもそも、タバコを吸っていない非喫煙者の心理状態はどうなんでしょうかね?喫煙生活が長い人ほど、タバコを吸っていなかった頃の感覚なんてもう思い出せないでしょう。もうとっくの昔に「タバコを吸うこと」は「落ち着くこと・リラックスすること・頭をリセットすること」とイコールで結びついてしまっていますよね。そういうものだと潜在意識に刷り込んでしまっていますよね。でも非喫煙者だったらそもそもそんなこと思いもしないはず。

「ずっと長いこと一つの作業に夢中だったから疲れた、一服してリセットしよう。」

「良いアイディアが浮かばずイライラするな、ちょっと1本吸ってこよう。」

「集中力が切れて来た、ニコチンの補給が必要だ。」

全部タバコを吸う人でないと思わないですよね。では非喫煙者の人たちが全く同じ境遇、同じ環境、同じ現場にいたとしたら同じようなタイミングで同じようなことを思うんでしょうか?もし自分が非喫煙者だったら、全く同じ状況でも

「まだまだ作業がやり足りない、もっとバリバリ進めよう。」

「もう少しで良いアイディアが浮かびそうだ、お茶でも飲もう。」

「今日は良く寝れたから集中力が全然切れないな。」

みたいなこと思っている可能性が絶対にないとは言い切れないはずです。タバコを吸うこと自体が足かせとなって、ニコチンが切れることで自分をイライラさせたり、タバコを吸いたいという衝動で集中力が切れたりしているのだとしたら?非喫煙者の人だったら「そもそもイライラしない」、「そもそもそのタイミングで落ち着きたいとすら思わない」ってなると思いませんか?ストレス等を感じるスタートラインが喫煙者と非喫煙者ではまったく違うということです。

なので、一番メリットとしてよく目にするありがちなこの理由はメリットでも何でもなく、依存症というデメリットによる錯覚、思い込みという捉え方もできるのでメリットからは除外するべきです。



コメント

タイトルとURLをコピーしました