頭がかゆくてかゆくて仕方がないときってありますよね。すぐにおさまってくれればいいですが、掻けども掻けどもまたすぐに痒くなる。お風呂にでも入って洗髪すれば治るかな?なんて思って入念に頭を洗っても、お風呂から出たばかりなのにすでに頭が痒い。いや洗ったばっかりなんだけど・・・なんて思うこともしばしば。
今回はそんな頭皮のかゆみを原因から改善方法まで分析していきたいと思います。
かゆみの原因は様々
頭の痒みと言っても原因は様々です。一つの要因によって引き起こされている場合もあれば、いくつかの要因が重なって引き起こされている場合もあります。
頭皮の血行が良くて起こるもの
頭皮に限りませんが、人間の皮膚は血行が良くなることでかゆみを感じることがあります。これは血流が増えることによって感覚神経が刺激されるためです。お湯に浸かると体中がかゆくなったりしますよね。それと同じです。
頭皮が乾燥して起こるもの
頭皮の乾燥も原因の一つとして挙げられます。特に冬場など、空気が乾燥する季節になると頭皮の水分が奪われカサカサになり、かゆみとして襲い掛かってきます。さらにはエアコンの暖房によって空気中の水分が奪われ、より皮膚の乾燥に拍車をかけます。
また、洗浄力の強いシャンプーを使っているせいで頭皮に必要な皮脂を取り除いてしまい水分が蒸発し、乾燥を引き起こしている場合もあります。
逆に頭皮が脂っぽいのにかゆい(脂漏性皮膚炎)
上記の乾燥から来るかゆみとは逆に、頭皮はベタベタして脂っぽいのにかゆみが起こることがあります。これは脂漏性皮膚炎の可能性があります。
本来人間の皮膚には常在菌と呼ばれる多数の菌が住んでいます。これらの菌は絶妙なバランスを保ち私達の皮膚や体が健康な状態を維持できるように手伝ってくれています。ですが、その菌たちのバランスが崩れたときに、炎症が起こってしまったり皮膚に異変が生じます。
脂漏性皮膚炎はその常在菌の中の一つであるマラセチア菌が大量に増殖することで引き起こります。マラセチア菌の餌である皮脂が過剰に分泌することによって、必要以上にマラセチア菌が繁殖してしまうのです。
かゆみからフケや抜け毛に繋がることも
たかがかゆみと思って甘く見てはいけません。かゆみはフケや抜け毛にも密接な関係があります。頭を掻くことで頭皮の角質が剥がれ落ちフケに繋がりますし、頭皮が傷つくことで頭皮環境が悪化し抜け毛にも繋がります。
かゆみは頭皮からのトラブルを知らせるサインです。頭皮が炎症を起こしてしまう一歩手前の可能性もあります。これを機会に普段の日常生活や使っているシャンプーなどを見直すべきです。
かゆみを治すにはどうするべきか
以上のことから、かゆみの根本原因は頭皮環境のトラブルによるところが大きいです。なので頭皮環境を健康な状態へ戻す必要があります。一番重要視すべきは毎日のように使うシャンプーを見直すことでしょう。シャンプーを変えても改善が見られない場合はシャンプーの使い方が間違っている、または重度の脂漏性皮膚炎にかかっている可能性があります。この場合はシャンプーの見直しと同時に皮膚科の受診をお勧めします。
かゆみを抑えるために選ぶべきシャンプーは?
頭皮を健康な状態へと改善するためのシャンプーに必要な要素としては
- 適度な洗浄力のものを選ぶ
- 刺激となり得る成分を排除する
- しっかりと保湿をしてくれるものを選ぶ
これらがとても重要となります。
適度な洗浄力のものを選ぶ
ラウレス硫酸やラウリル硫酸といった言葉を聞いたことがありますか?これらは市販されているシャンプーのほとんどに使われている高級アルコール系の洗浄成分です。洗浄成分の正式総称は界面活性剤といわれ、シャンプーには主に3種類のものが使われます。
アミノ酸系・高級アルコール系・石鹸系
先ほど挙げたラウレスやラウリルといった高級アルコール系は洗浄成分がとても強く、また脱脂力も強いです。頭皮には本来、バリアとなってくれる皮脂がある程度必要です。しかしこの高級アルコール系はその必要な皮脂すらも取り除いてしまいます。バリアの役割を果たしてくれていた油分がなくなった皮膚からは水分が蒸発し、どんどん乾燥していきます。
また、その乾燥を防ぐために頭皮はさらに皮脂を分泌し皮脂過多な頭皮環境となっていきます。それが原因となり脂漏性皮膚炎を引き起こす可能性もあります。乾燥と脂性は表裏一体なのです。
なのでシャンプーに求めるべき洗浄力というのは強すぎず弱すぎず、必要な皮脂を残してくれて、しっかり汚れを落としてくれるものということになります。その程よい洗浄力を提供してくれる界面活性剤としてアミノ酸系が最適です。
刺激となり得る成分を排除する
よくシャンプーに指通りやサラサラ感などを求める人がいますが、シャンプーとは本来、頭皮と髪を洗うものです。髪の毛の指通りをよくしたりするのはコンディショナーの役目。なのでシャンプーは頭皮への負担や刺激になり得るものが入っていないものを選ぶと良いでしょう。
ここで気に留めていただきたいのはシリコンやパラベンといった成分です。
シリコンは髪をコーティングし、指通りをよくしたりツヤを出すために配合されています。シャンプー以外にも色々な製品に使われており、とても身近な成分です。ですが、洗髪時にすすぎが足りず頭皮に残ってしまい毛穴を塞ぎ、頭皮への負担となってしまう可能性もあります。
次にパラベンですが、これは防腐剤として配合される成分です。パラベンには殺菌作用があり、頭皮環境の健康を維持するために必要な常在菌すらも殺菌してしまう可能性があります。また、人によってはアレルギーを引き起こす原因にもなり得る成分です。
以上のことからノンシリコン、パラベンフリーのシャンプーを選択するのが賢明です。
しっかりと保湿してくれるものを選ぶ
頭皮を洗うだけ洗って終わりでは、どんどん頭皮の潤いは失われトラブルの原因にもなります。頭皮も顔や体と同じように皮膚の一部です。しっかりと保湿し潤いを与えそれを維持することが頭皮環境の改善に繋がります。
なのでしっかりと保湿成分の含まれているシャンプーを選ぶことをお勧めします。
かゆみに効くシャンプーおすすめ3選!
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